ふじっこブログ

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フィリピン留学の費用まとめ!気になる点まで徹底解説【2017年度版】

 

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2013年あたりから格安留学として急激に注目を集めているフィリピン・セブ島留学です。格安であることは間違いありませんが、実際にどれくらいの留学費用が必要なのか項目別に解説していきます。
実際のセブ留学経験者、かつフィリピン留学エージェントで働いていた経験がある僕がリアルな数値述べていきます^^

まず結論としては、フィリピン・セブ留学1ヶ月間に発生する総合費用の相場は30万円です!

まずは支払い項目として大きく4つに分かれます。

①日本支払費用

日本支払費用とは出国前に実際に支払っていく留学費用のメインとなります。留学エージャントを通した場合は留学エージャントへ、語学学校への直接申込の場合は学校へ直接入金となりますが、どちらの申込パターンにしても実は総額は変わりません。

大半のフィリピン留学エージェントは販売するときに手数料を上乗せせず、学校の直接販売額と同じ料金で売り出しています。というのも元販売額のうちの15~30%のコミッション代金を受取る仕組みになっているのです。
1ヶ月(4週間)の日本支払いの平均は15万円となります。

ⅰ.授業料

どの学校も料金は大きく変わりませんが、授業コース内容・部屋タイプにより大きく料金が変動します。支払いはこれら4つの項目をまとめて日本支払費用となるので、通常内訳を気にする必要はありません。

マンツーマン4コマ+グループクラス2コマを一般コースとしている学校が大半です。15万円とはこの一般コースの場合の料金です。MAXでマンツーマン8コマが多いですが、そのコースだと追加で2万円くらいです。

ⅱ.寮代金

セブ留学は基本的に全寮制であり、留学費用に寮代金も含まれております。2人部屋が主流であり、15万円とは2人部屋の場合です。3人部屋、4人部屋となると、月々1,2万円ずつ安くなります。また1人部屋はかなり割高で3~5万円ほど高くなります。

各学校は近くのホテルと契約しておりホテル寮が何部屋かあり、料金は1人部屋よりやや高いくらいです。三ツ星、四ツ星ホテルが多いので、寮よりは遥かに環境が良いです。それでも1ヶ月に23万円くらいなので、他の国と比較すると安いです。

ⅲ.食事代金

全寮制ということもあり、朝昼夕食の3食も料金に含まれております。これは有難いですね。土日だけは朝昼兼用の食事の学校が多いです。
ブッフェ形式とお弁当形式の学校がありますが、費用は変わりません。

ⅳ.入学費用

エージェントを通そうが、語学学校に直接申込もうがフィリピンでは、どの学校も入学金が発生します。入学手続費用てきな登録料ですね。
入学費用は1万5000円の学校が多いです。
またこれらは1週間の人も半年の人も費用は変わりません。また授業コースや部屋タイプによっても費用は変わりません。

②現地支払費用

セブ島留学費用の根幹となる授業料・寮などの家賃費用等は事前に日本で支払っていきますが、現地に着いてオリエンテーションが行われる授業初日に支払う現地支払費用というコストが全ての学校であります。
現地支払費用は大きく下記の項目に分かれ、それぞれの内訳も明記されています。1ヶ月だと2.5万ペソ(5~6万円)くらいが一般的です。

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ⅰ.SSP (特別就学許可証)などVISA代金

日本人はフィリピンへ特別なVISAなく入国可能ですが、留学をするには特別な留学ビザが必要でその申請/発行代金は必須です。パスポートを初日に預け手続きなどは学校がやってくれるので安心です。

ⅱ.水道光熱費や教材費など実費精算分 

水道光熱費などはほとんどの学校で実際に使用した分の請求となります。部屋人数で割ることになるので、1人部屋の方は光熱費もやや高くなります。フィリピンは物価のわりに水道代金は高いです。
授業で利用するテキスト費用も実際に使用した分だけの請求が一般的で授業の進み具合によって変わります。5コマの授業を取っている場合はまず5冊のテキストを購入することになります。

ⅱ.寮保証金/デポジット

最後にデポジット料金です。卒業時に部屋に損傷などがあれば、このデポジットから補償金が引かれます。基本的に損傷が起きることなんてないので、基本的にはこのお金を丸々返ってくるお金です。

その他学校によって項目は多少変わりますが、下記のような項目があります。これらで1ヶ月で大体合計5,6万円となり、1ヶ月滞在が長くなるごとに追加2万円ずつくらいが目安です。

・到着時空港からの送迎費用(無料の学校も多い)
・学生ID発行費(200ペソ)

③航空券・保険代金

次に直接的な留学費用以外に発生する大きな金額として航空券と保険代金があります。 

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航空券

 「フィリピン航空」「バニラエア」「セブパシフィック航空」「JAL/ANA」あたりは東京からの直行便があり、乗継ぎ便では「大韓航空」「キャセイパシフィック航空」「アシアナ航空」などがあります。
 「バニラエア」「セブパシフィック航空」などのLCCでは、往復5~7万円が一般的です。「JAL/ANA」「フィリピン航空」などのよりしっかりした航空会社は7~9万円ほどが相場です。

 航空券は時期や取得時期により大きく変わってきます。またセールも多くセブパシフィック航空が1番安い航空券がある可能性が高いです。

保険料

AIUなどの大手保険会社が人気ですが、1ヶ月で1~1.5万円ほどが相場です。
盗難と入院時の補償がついていればokです!

④現地生活費

これは人によって大きく変わりますが、週末に海やアクティビティに遊びに行っても、高くて5万円くらいです。食事も全部ついているので、普段お金がかかりません。
普通に1~3万円ほどで1ヶ月を過ごす人も多いです。
遊び色の強い学校でたまに毎晩朝まで飲んでいるような人たちは10万円くらい使っていますがかなりレアです。

これらを合計して、基本的に1ヶ月のフィリピン留学で必要な総計費用は30万円ほどです。

期間別のフィリピン留学費用

次に期間別のフィリピン留学費用の大凡をみていきましょう。

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 1週間

フィリピンは短期間の留学ができるということもあって人気です。実際に日~土の1週間の短期留学に訪れる人もセブ留学では多いです。

単純に期間で割れば1ヶ月より割高ですが授業料費用自体は7万円ほどが相場です。入学料は航空券代金は一律で発生し、高熱費などは使用した分だけなので安いです。総計で18万円ほどです。

 1ヶ月

1ヶ月間が期間としてももっとも多く、基準となります。
目安としては上述の例でそれぞれ挙げたように30万円ほどが目安の留学費用となりますす。

 3ヶ月

3ヶ月になると割と長期の方になりますが結構多いですね。
1ヶ月と比較して留学費用、現地生活費用や保険代金などは比例して高くなる一方、航空券代金やVISA(SSP)の代金は短期留学と同額です。
合計で70万円ほどが一般的です。

これら全ての考慮をしてフィリピン・セブ留学に発生する総合費用は、2人部屋・5コママンツーマン標準コースの場合、30万円となります!それぞれのタイプに合った利用をしましょう。