ホテル予約は非常に使用頻度が高いですが、ホテル予約サイトはとにかくたくさんありすぎて分かりづらいという声もよく聞きます。
おすすめのホテル予約方法を紹介します。これまで40ヶ国ほど訪れており、年間100ほど飛行機に乗る分だけのホテルも予約してきているので海外・国内わりと自分なりのノウハウを持ってきています。笑
まずは主要ホテル予約サイトの特徴解説と、それぞれのサイトを組み合わせた実際のおすすめのホテル予約方法の紹介を行います。
外資系のホテル予約サイト
外資系のホテル予約サイトと日本企業が運営するホテル予約サイトに分けて、各サービスを解説していきます。大手外資ホテル予約サービスの日本語版は2010年以降急激に露出度を高めており、CM効果もあり知名度も上がってきていますね。実際の内容も優れた点が多いので、是非有効に活かしましょう。
Booking.com(ブッキングドットコム)
【Booking.com】世界のホテル割引予約
ブッキングドットコムは、収益と時価総額が世界一の旅行会社『PliceLine Group』の一角であり、その収益の70%を占めている世界最大級のホテル予約サイトです。実際に、ホテル取扱数は150万軒もあり、堂々の世界一位です。
Webサイトとして拘りは凄まじく、膨大な予算により常に数千個というA/Bテストが行われ、日々より使いやすいサイトになるよう改善されて行っております。
●「メリット」と「デメリット」に分けて口コミが表示される
●口コミは記載者の国籍別に見られるのでより信憑性が上がる
●検索順位の並び替えの軸が多数
ー価格や満足度を織り込んでいる
●地図上で探す機能あり。
ー中心のショッピングモールから近い場所なども選択しやすい。
●各ホテルの説明文と設備情報が非常に充実している。
●決済手段は現地払い。キャンセルは24時間前までOK
検索一覧画面で、各ホテルの部屋が「残りあと○部屋」or「過去×時間に△の予約がありました」などと表示されます。
Agoda(アゴダ)
《agoda》海外・国内ホテル格安予約のアゴダ
アゴダもブッキングドットコムと同じくプライスライングループに属しています。タイ発で現在はシンガポールに本社を置いていることもあり、アゴダは特にアジアエリアに強く、日本人利用者はブッキングドットコムを上回るとも言われています。
アゴダは早くから地図上で探せる機能を取り入れており、地図上で料金比較もできて使いやすいです。
●日本人の口コミが多い
●クチコミ投稿者の旅行タイプで絞り込める
ー1人旅・カップル・家族旅行・ビジネスなど
●ブッキングドットコムで記載された口コミも同時に見れる。
ー同グループならではのメリット
●地図上で探す機能あり。
ー地図上にも料金が表示され、地図を見ながら料金比較ができる。
●検索一覧画面では各ホテルのBooking.comでの料金も表示される。
●アクセス&周辺情報が細かく掲載されている。
●決済手段は現地払い。キャンセルは24時間前までOK
各施設に対する情報量は非常に多く、日本人がホテルを調べるにはもっともおすすめできるサイトです。
Hotels.com(ホテルズドットコム)
Hotels.comは世界一の取扱高を誇るExpediaのグループ会社です。最大の特徴は「Hotels.com Rewards」という独自のシステムで、10泊すると1泊無料になります。つまり11泊目は無料ということです。無料宿泊で利用できる金額は「10 泊分の部屋料金の 1日あたりの平均金額」となっております。
●Expediaの口コミも一緒に表示されるので口コミ数多い
●クチコミ投稿者の旅行タイプで絞り込める
●左サイドバーにある絞り込み検索がしやすい
●各施設に対するTripAdvisorの情報がすぐに見れる
ーTripAdvisorも元々はExpediaの子会社
●決済手段は現地払い。キャンセルは24時間前までOK
ホテル情報ページはシンプルで見やすいです。設備情報など必要な情報がどこにあるか分かりやすいです。デフォルト画面で口コミが一覧表示されていないので、必要情報がしっかり見やすいです。
Expedia(エクスペディア)
【Expedia Japan】☆海外 / 国内ホテル・海外ツアー
熊を活かしたCM公開もあり、日本国内での知名度も確実に高まってきていますね。取扱高世界一位の旅行会社です。Booking.comのあるPliceLineグループの方が収益は高いのに、取扱高で圧倒的に勝る理由はExpediaは航空券もメインに扱っていることです。
むしろホテル単体の予約サービスを行なっていることの方があまり知られていません。Webサイトとしては特に変わった部分はありませんが料金は強気です。
ー他のサイトよりも高ければ、差額を2倍にして返金してくれる(上限20,000円)
●地図上で探す機能あり。
ー地図上にも料金が表示され、地図を見ながら料金比較ができる。
●広告や売込みが多く、やや見にくい。
●決済手段は現地払い。キャンセルは24時間前までOK
航空券と合わせてホテルをとる場合は、「AIR+割」でよりおトクに安く予約できるので、Expediaがおすすめです。
Ctrip
中国最大手のオンライン旅行会社で、中華圏の訪日外国人のうちの50%以上がCtripを利用して日本へ訪れていると言われています。中国企業とはいえ、米国NASDAQへ上場している超ハイテクな安心企業です。
世界中200ヶ国で80万軒以上の宿泊施設を取り扱っています。
●地図上で探す機能あり。
ー地図上にも料金が表示され、地図を見ながら料金比較ができる。
●口コミの中には中国語も混ざっている
ー自動翻訳ボタンありますが性能は低い。
●決済手段は現地払い。
中国・台湾・香港あたりのホテルを探す際はかなりおすすめです。その他のエリアでも特にアジア系など、かなり安い価格で出ているときもありますよ。
Hostelworld
上記のホテル予約サイトとは少し異なり、ホステルやゲストハウスなど安宿を予約する専門サイトです。ゲストハウス系がメインではありますが、普通のホテルなども含まれています。
170ヶ国の 33,000 件を取り扱っています。
国内のホテル予約サイト
続いて日本企業が運営するホテル予約サイトの紹介をします。日本国内の宿泊施設取扱数なら、やはり国内企業の方が種類が多く、より安いホテルがある可能性も高いです。
じゃらん
国内宿泊予約サイトの2本柱といえば、やはりじゃらんと楽天ですね。リクルートが運営するじゃらんnetは27000軒もの宿泊施設を取扱い、 他サイトでも利用できるリクルートポイントを溜めることもできます。
●リクルートポイントが溜まる
ーホットペッパーやポンパレなどでも使用可能
●地図上で探す機能あり。
●検索項目が豊富
●フォトギャラリーがあり写真が豊富
●各施設に対するプラン数が多い
●決済手段はクレカの事前決済と現地払いを選択可能。
豊富な検索項目を細かく指定してもしっかりとホテルが表示される取扱数の多さは魅力的ですね。
楽天
楽天トラベルは3万近い宿泊施設を取り扱っており、契約施設数国内No.1のサイトです。日本で最初のOTA(Online Travel Agent)でもあり、あらゆるスタイルの旅行に対応しています。ホテル単体予約以外にも、航空券とセット、JRとセットなど。
●楽天ポイントが溜まる
●地図上で探す機能あり。
●各施設に対するプラン数が多い
●決済手段はカードの事前決済と現地払いを選択可能。
楽天市場とも連動している楽天ポイントが溜まるのも大きなポイントですね。デザインは昔ながらのパンフレット式でやや情報過多で見にくい印象はあります。
DeNAトラベル(現エアトリ)
元々スカイゲートいう名で運用されていたサービスをDeNAトラベルが買収しました。Webページ自体は特別に変わった部分はありませんが、セール情報は多いのでメール登録などはしておくと良いかもしれません。
国内予約サイトの中では、海外ホテルの取扱い数は世界最大級を誇り海外ホテルを探す際はじゃらんや楽天より選択肢に溢れています。2018年にエアトリに買収統合されより見やすくなっています。
JTB
あのJTBも宿泊施設単体の予約販売を行っております。JTBが運営するるるぶトラベルでもホテル予約は行っているのですが、紹介されているホテルの顔触れは異なります。JTB本サイトの方が高級系が多いです。何より日本一位の旅行会社なので安心感が強いですね。
ー4travelの口コミ表示もされ口コミ数は結構あります
●高級ホテルや旅館、また家族を対象としたキャンペーン。
●部屋の在庫数が多い。
●決済手段はカードの事前決済と現地払いを選択可能。
販売数が多い分だけあって、各ホテルもJTBへは多くの部屋を提供しています。故にJTBは多くの在庫を持っているので、泊まりたいホテルの公式サイトや他のホテル予約サイトで売り切れていても、JTBではまだ残っているという可能性もありますよ。
ホテル予約サイトの比較サイト
これまで紹介したものは多くのホテルを比較して予約できる予約サイトです。最近はそれら予約サイトを横断検索できる、ホテル予約サイトの比較サイトが流行っています。複数のサイトの情報を同時に表示してくれるメタサーチというものです。
※写真はTrivagoでの「セブ・マリオットホテル」の検索結果です。
この比較サイトには2つの使い方があります。
①一つのホテル名を検索すると、複数サイト(Bookinng.comや楽天など)の販売料金がまとめて表示されるので、同一条件の中でどこでもっとも安く予約できるのか一目瞭然です。
②予約サイト同様にエリア名で検索すると、複数のホテルが表示されます。その各ホテルにも、①と同様に各予約サイトでの販売料金が表示されています。
よって、これらの比較サイトは宿泊施設とは直接の契約などは一切しておらず、各予約サイトへ送客をするアフィリエイトモデルのビジネスです。このメタサーチ経由で予約した販売額の○%を送客手数料としてもらうというわけです。
ユーザーにとってはより安いホテルも把握できるので使わない手はないです。
Trivago
いや〜トリバゴはなんといっても、このシンプルさ。操作が非常に分かりやすいですね。トリバゴはドイツに本社を置き、Expediaのグループ企業の一角を担っています。2016年頃に積極的にテレビCMも売っており、日本でも知名度も高めていますが、まだまだ日本人にはメタサーチ自体あまり馴染みはなさそうです。
100項目以上の条件絞込み機能、100万軒の宿泊施設、250社以上の予約サイトがあり、かなり網羅されています。海外ホテルの場合の信憑性は非常に高いです。国内ホテルの場合、たまに最安値のものを販売している国内予約サイトが出ないこともあります。
検索スピードや操作性は文句なしです!まさにGoogleのホテル特化版検索サイトです。
トラベルコ
オープンドアが運営するトラベルコは、ホテルのみならず、航空券・現地アクティビティ・パッケージツアーなどあらゆる商品のメタサーチです。国内も海外も両方充実しています。
トラベルコでは、じゃらんや楽天トラベルなど各サイトの口コミ点数まで表示されることは非常に有難いです。1つのサイトの口コミ点数だけでは信憑性を持ちにくい場合でも、複数サイトの点数を一括で比較できると信頼性も上がりますね。
ホテルズコンバインド
シドニーを本社とするホテルのメタサーチです。
ホテルズコンバインドは検索結果に表示される部屋タイプの説明も分かりやすく、使い勝手は非常に良いです。但し楽天やJTBといった主要国内予約サイトは検索結果に含まれませんので、海外ホテル検索専門として利用するのが良いでしょう。
日本国内の検索に関してはまだ未完成です。日本でも知名度あげてきており力入れておりますので、今後の変化は楽しみです。
TripAdvisor
No.1旅行口コミサイトのTripAdvisorは元祖ホテルメタサーチです。
比較画面はシンプルにまとまっていて分かりやすいです。
他の航空券などと合わせて利用しやすいです。
色々なホテル予約サイトやメタサーチを紹介しましたが、ニーズ特化型のホテル予約サイトも最近では人気です。Relaxや一休.comなどの高級旅館のみのホテル予約サイトなどは見ているだけでも楽しくなりますよ。
[必見]公式サイトでの予約ってお得なの?
「比較サイトで行きたいホテルが決まれば、比較サイトを使わずに公式サイトで予約した方が安いのでは?」とよく聞かれます。
答えは、「No!」です。
確かに比較サイトに支払う手数料を支払わないで良い分安くしてそうと思いますが、そんなことはありません。
オンライン宿泊予約市場の直販率は5%未満であり、ほとんどが比較サイトを経由した予約です。そんな中、わざわざホテルの公式サイトへ訪れる人は、そのホテルのリピーターなど、もうそのホテルを予約することを決めている人が多いです。もう買ってくれることが決まっているお客さんに対して、わざわざ値引きをする必要もないので通常料金で販売しております。
ホテルはもちろんそういったお客さんを大切にしたいとは思っているので、公式サイトの方が高い分、公式サイト経由予約でしか受けられない特典などがある場合はありますよ。金銭的な特典というよりは現地での満足度が高くなる特典ですね。
公式サイトが安く売ってはいけないと規制されているわけではないので、すごいキャンペーンとかやっていたら公式サイトの方が安くなっている場合も稀にはあるかもしれませんね。基本は公式サイトの方が高いです。
おすすめホテル予約方法(海外旅行編)
ここからは主観的な意見となりますが、僕のおすすめのホテル予約方法を海外版と国内版に分けて紹介します。
①Agodaでホテルをリサーチ
ⅰ. エリア検索
ⅱ.予算の幅を設定
(ⅱ +α リゾートやビジネスなどタイプ決まっていたら選択)
ⅲ.マップ表示からホテルを選ぶ。
ーMap上にも日本円で料金が表示されるので、目当てのロケーション近くの適切な予算のホテルが分かりやすいです。一つのホテルにカーソルを持っていくと右側にそのホテルの概要が表示され、Mapで位置を把握しながらホテル評価などの概要も見られるので使いやすいです。
候補のホテルページへ遷移して、
ⅳ.ホテルページ下部の[クチコミ byBOOKING.COM]を閲覧
ー投稿者の属性(子連れ旅行やカップル)とメリット/デメリットの両方が表示され分かりやすいです。アゴダとブッキングドットコムは同じPliceLineグループで連携しており便利です。
②Booking.comで部屋タイプやプラン種類を確認
①の作業で絞ったホテルをブッキングドットコムで検索し、どういった宿泊プランがあるのか確認しましょう。ブッキングドットコムの方がプラン数豊富で、またこの部分は1番見やすいです。
③Trivagoで最低料金のサイトを確認
Trivagoで上記ホテルの希望宿泊日における最低料金を検索。個人的にTrivagoが1番見やすい。
④格安サイト or Booking.comで予約
③のメタサーチ検索にて、かなり安いホテルがある場合はそのサイト経由で予約します。Ctripとかセールなどでかなり安くなっているサイトがたまにあります。ほぼ料金が変わらなければ僕はBooking.comで予約します。ポイントなどもあるので僕はBooking.comに統一しているというだけです。Booking.comが在庫ある可能性は高いです。
おすすめホテル予約方法(国内旅行編)
続いて国内ホテルの予約方法のおすすめ。
①じゃらんor楽天でホテルをリサーチ
ーじゃらんと楽天は保持する機能はほぼ変わらないので、本当にどちらの方が見やすいかという話になります。
ざっくりなエリアしか決まっていない時はじゃらんでも良いのですが、より詳細に最寄駅くらいまで決まっているときは楽天が良いでしょう。楽天は駅指定まで可能で、その駅周辺のホテルを検索できます。
ⅰ. エリア検索
ⅱ.予算の幅を設定
(ⅱ +α リゾートやビジネスなどタイプ決まっていたら選択)
ⅲ.マップ表示からホテルを選ぶ。
ーホテル印にカーソルを持っていくと、そのホテルの概要が表示され、Mapで位置を把握しながらホテル評価などの概要も見られるので使いやすいです。
候補のホテルページへ遷移して、
ⅳ.ホテルページ内の「口コミ」と「写真一覧」で内容を把握
②じゃらんor楽天で部屋タイプやプラン種類を確認
①の作業で絞ったホテルで提供されている部屋タイプやプランを確認
口コミや部屋プランの提供方法もほぼ違いないので、これは①で用いたサイトでそのまま見るのが楽でしょう。
③トラベルコで最低料金のサイトを確認
トラベルコで上記ホテルの希望宿泊日における最低料金を検索。
国内ホテルの場合、基本的に最低料金どこの予約サイトも変わらないことが多いです。稀に掘り出し物出てくるので一応確認してみましょう。
④じゃらんor楽天で予約
③のメタサーチ検索にて、かなり安いホテルがある場合はそのサイト経由で予約します。ただ大体ほぼじゃらん・楽天が安いので結局はそこに行き着きます。最後どちらで予約するのかは、自分がメインで溜めているポイント次第ではないでしょうか。
リクルートポイントもじゃらんも日用品レベルの購入で貯める場合もありますが、ホテルは単価が高いのでポイントもなかなか無下にはできないです。
ホテル予約サイトまとめ
以上、各ホテル予約サイトの特徴と活かし方をまとめました。有効に活かしてください。